オハイオ大学に進学する卒業生が、9月の渡米を前に、高校時代を振り返ってくれました。
1.大学の正式名称と(決まっていれば)学部を教えてください。
Ohio University Liberal Arts です。
2.海外大学に行こうと決めた時期は?
高3の冬です。
3.海外大学に進学しようと思ったきっかけは?
最初は日本の大学に進む計画を立てていました。けれども受験勉強をしている際に、このまま日本の大学に進むのかどうか、そして入って何がしたいのかということをよく悩んでいました。そして、家族や先生に相談に乗ってもらい、アメリカの大学に挑戦することに決めました。SATやTOEFLは日本の受験で使用するために学校の英語の授業や塾でも勉強していたため、すぐに切り替えることができました。
4.なぜ、海外大学に進学しようと思いましたか?
What was your main motivation for wanting to study abroad?
以前親の仕事の都合でアメリカに住んでいたことがありました。しかし、時期が高校の途中までだったり、期間も二年半と中途半端で何かを達成した気がしていませんでした。いつかはもう一度アメリカで勉強したいと考えていて、もしかしたら大学が自分の最後の学習する場になるのではと考えたからです。また、アメリカでの学習に求められるものは日本と大きく違っており、自分の意見を持つ、自分の考えを発表することが重視され、今までとは違う環境に身を置くことで自分をもっと成長させられると思ったからです。今回は4年間しっかり勉強し、卒業をしたいです。
5.海外大学に進学することが得られることは何だと思いますか?
Aside from your university course and the English language, what things do you think you’ll learn abroad that you couldn’t learn here in Japan?
海外大学に進学する際に得られるものの一つは、物事を考える際に広い視野から見ることができるようになり、洗練された意見を持てるようになることだと思います。日本には日本の常識や日本の考え方が存在します。一方で、その常識や考え方が必ずしも海外でも通じるとは限りません。海外大学、特に世界中の国から学生が集まるアメリカの大学では必ず自分とは大きく異なる文化、教育、考え方を持つ人達と出会います。そのような環境に身を置くことで、数多くの意見に触れることができ、よりよい他国の文化を自分のものにすることができるようになります。また、普段は何気ないように感じていたものにも価値があることを再確認できるかもしれません。
6.TOEFLやSATのスコア、その他出願に際してEssayを書いたのであれば、
どのように対策をしたのか、教えてください。
出願のために準備したものはTOEFL、SATです。TOEFLは塾で勉強しましたが、SATは学校の授業でもやりました。自分は単語力が不足していたので、個人学習で単語をひたすら覚え、塾や学校の授業で実際の問題を解いたりしていました。
7.海外大学に進むことのアドバンテージはどこだと思いますか?
もちろん外国語の取得がより効率的に行えるという点もありますが、一方で、早い段階から他の人とは違う経験を積むことができることだと思います。例えば生活においても、今まで親や家族に頼っていた部分も全て自分の力でこなさなければならないようになります。たとえ緊急の事態が起きたとしても、そこにあるもので対処しなければなりません。多くの失敗も起こると思います。けれども、早いうちに多くの失敗を繰り返すことで実際に社会に出た際にきっと役に立つのではないかと思います。
8.将来やりたいことは?
まだ決まっていません。アメリカで多くの人や機会に触れ、見つけられたらと考えています。
9.かえつに来てよかったと思うこと。
自分と同じ境遇の生徒(帰国子女)が多くて、すぐに溶け込むことができました。また、ネイティブスピーカーの先生や英語圏の大学を卒業した先生が多く、英語の授業が自分の英語力を維持、高めてくれました。かえつの生徒や先生は転入生に対しても優しく迎えてくれて過ごしやすい学校生活を送ることができました。
10.後輩へのメッセージをお願いします。
かえつは異文化や語学を学ぶのにふさわしい環境です。その環境をどんどん利用して広い視野を持つことができると思います。またその経験を通して海外に興味が出たなら思い切って挑戦すべきです。色々な経験を持つかえつの先生方はきっと助けてくれます。かえつでの学校生活、思い切り楽しんで下さい!
ご協力ありがとうございました!