【かえつ有明2020】~石川校長のビジョン(27)~学校のコアとしての帰国生

DATE : 2015/11/19

帰国生入試が近づいてきました。

先日開催した帰国生対象の説明会では、100組を超える人に来ていただきました。帰国生だけでこれほど大勢の方に集まっていただいたというのは、本当にありがたいことです。本校が有明の地に移転して初めて帰国生の募集をした当時は数名という時代もありましたから、その頃と比べれば、まさに今昔の感にたえません。

 

説明会のたびにお話させていただいていることが、帰国生こそ従来型の教育に風穴を開けることのできる存在であるということです。それは、帰国生が、日本と海外の両方の教育を知っているからですね。言うなれば「ハイブリッド」な存在です。

 

単に英語が話せるということ以上に、発言することを奨励される環境にいたということが大きいと思います。本校では「〝I think ….  because….” が言える生徒を育成する」という目標を立てていますが、ある意味、帰国生のよいところを全校に広めているということなのだと思います。

 

クリティカルシンキングを育成するサイエンス科のプログラムもそうです。帰国生にとって、クリティカルシンキングは馴染みのものでしょう。その思考のプロセスを全校生用に落とし込んだものがサイエンス科です。

 

英語で哲学的な問いを英語で考えるTOKや、やはり英語で社会的事象を学ぶHumanitiesは、今のところ帰国生向けの授業ですが、英語力が高い国内生も受講できるということで、よい刺激になっています。

 

高校生向けに今年から始めたプロジェクトやランゲージアーツも、海外の学びをベースにしたプログラムですから、考えてみると、こういった様々な試みを回していくエンジンが帰国生です。まさにコア、中核となる存在なのです。

 

そんな帰国生の方に、多く入学していただき、これからの教育を一緒に作っていければと願っています。受験生のみなさん、応援しています!

 

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