【かえつ有明2020】~石川校長のビジョン(37)~中学入試を終えて

DATE : 2016/2/6

 前回は、中学入試が始まる直前に記事を書きました。結果そのものより、その結果をどう振り返るかがもっと大切だとお話しました。そろそろ中学入試も終わりに差しかかっているところでしょうから、今回は、結果を振り返りつつ、入学にむけての心構えについてお話をしたいと思います。

 どんな組織であれ、そこに属した以上は、その組織を大事にするというのは人としての務めです。自分が所属しているところが大切にできない人は結局自分自身を否定してしまうことになってしまいます。

 ましてや、中学受験で行くことになった学校というのは、試験を受けて合格を勝ち取った学校、言わば自ら選んだ学校です。ぜひ誇りを持って、自分の学校を大切に思ってください。

 受験がうまく行ったと思う子も、そうでない子も、たかだか12年間の成果です。これからの6年間というのは、体も心も大きく成長する時期です。色々な先生や友達と出会い、様々な本と出会ったり、未知の経験をしたりしながら、新しい自分を創造していくのです。

 ですから、中学受験という過去にこだわるのではなく、自分が所属することになった学校で思い切り大きな夢を見てほしい。大学受験でリベンジするみたいな話は、いったんリセットしてください。入学を前に、先入観やこれまでの価値観を捨てた「オープンマインド」を意識してみてはいかがでしょう。

 どんな環境でも「子どもは育つ」のです。与えられた環境を肯定的に捉えて未来を切り開いてほしいと思います。

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