高校新クラス

高校新クラス

日常で起こる事象を「自分事」にした時に、すべてが学びの材料となるかえつ有明高校新クラス。2015 年度からスタートし、今も「高校新クラス」と呼ばれる所以は、常に進化し続ける教育にあります。

主体性を持った生徒たちは、授業の枠を超えて、さまざまなプロジェクトを立ち上げます。対話しながら協働し、深い学びを展開する3年間は創造性に満ちています。

本質的学びはケンブリッジから

国際主任 イアン・ダニエルズ

この研修では、生徒たちは日頃快適に暮らしている場所から外に出て、「あたりまえ」を疑ってみる機会を得ます。語学学校では様々な活動に参加するのですが、ことばや文化について学ぶだけでなく、色々なプロジェクト、今までの考え方を見つめ直す取り組み、チームビルディングなどに集中的に取り組みます。2週間のホームステイ、語学学校のプログラム、人気の観光地での自主研修などで、生徒たちは新たな経験をして、振り返りをして、そうする中で、学びの主体は自分たち自身だと気づくことを大切に考えています。楽しみながら経験を積み、自己対話をして、考えたことを振り返りながら次に生かす。そうして、自分自身の未来をデザインするのに大切な「POWER」を身につけていきます。

Homestay and Cultural Exchange

イギリスの家で生活すると、日常生活の中に違いがあることに気付きます。言葉の壁や、異なる食べ物、家庭のルールなど、課題を克服していくことになります。

Onsite Activities and Challenges

実生活で問題解決するためには、目標や目的、そして誰を対象にしたものなのか、を理解することが大切です。つまり、あなたは誰とコミュニケーションをとろうとしているのか、そして、あなたは何を達成したいのか。

Cultural Trips

様々な場所で、様々な経験をすることで、自分自身や社会や世界を見つめ直すことができます。そのため、文化や歴史をより深く理解するために様々な所に出かけます。

Innovation / Design Project

小グループに分かれて、イノベーションプロジェクトを行います。各グループは、Dragon’s Denやマーケティングフェア形式のプレゼンテーションで発表するための、新しくて革新的な製品を考案します。

PROJECT[プロジェクト科]

探究型の学びの感性とスキルを身につける

対話をしながら人との関係性や自分の軸を育むプロジェクト科。他者から多様な感性・思考を学びながら、自分自身が探究し続ける意義を見出す、かえつの学びの基礎となる授業です。

PROJECT[プロジェクト科]とは

プロジェクト科では自身が設定したテーマに対して探究的かつ実践的な姿勢で取り組むことを第一にしています。
そのために次の3つの観点が授業のデザインとして常に意識されています。

①学び方を学ぶ ②自分軸を確立する ③共に生きる

探究でもっとも大切なことはテーマ設定です。まずは、自分自身でも整理できていない自分が大切にしている想いや価値観と向き合うために観点②の自分軸の確立のための時間が大切になります。
そして次に大切なのは、現れ始めた自分の想いや価値観を素直にさらけ出せる場の存在です。誰もが安心して自分らしく表現するには、共に探究する仲間の受け止め方が重要になります。自分の感情や大切にしている想いは大事にしつつも相手の感情や想いにも寄り添い、統合していく世界観を養っていく。例えば互いの感情に意識を向けた「共感的コミュニケーション」のトレーニングや関係性の質を高める「ポジティブ相互インタビュー」や「パターンランゲージ」を利用した経験の共有、他者との対話から意味を紡ぎだす「ダイアローグ」や全体性・主体性を発揮するワールドカフェやオープン・スペース・テクノロジーなどの実践です。
以上のことが整って初めて、安心して素の自分で探究に向き合うことができ、観点①の探究のためのスキルと理論を思う存分習得できるのです。
それぞれが自身の価値観に従い、ただし多様な声に耳を傾けながら、授業の枠を超え、新たな仲間と共に理想とする未来を創りはじめていきます。

Projectの流れ

生徒たちが主体的に立ち上げるそれぞれのプロジェクト

常に「自分は何がしたいのか?」「どんなことに興味があるのか」と向き合うプロジェクト科。この学びを経験した生徒たちは、自分たちでプロジェクトを立ち上げたり、創作活動を行うなど、主体的な探究学習に取り組みはじめます。教員の基本的なスタンスは「自分でやってごらん」。必要な基本知識や、NGO団体や大学の研究者の紹介など、最小限のサポートだけで、プロジェクトは生徒の手によって動き始めます。

Wish-oi GO!!! 有明の願いを運ぶ「ミコシ・プロジェクト」

「お神輿を作って夏祭りに参加します」と突然先生から告げられた1 年A 組。これが僕らの最初のプロジェクトでした。何から始めればいいのかが分からなかったので、まずは円になって対話をすることから始めました。「お神輿ってなんだろう?...

外部プロジェクトでの学び “ 自ずと結果はついてくる”

高校生ビジネスコンテスト「第10 回 マイナビキャリア甲子園」に出場し、Innovation 部門で準優勝を獲得しました。校内でのプロジェクトや勉学と並行しながら書類選考・動画審査・準決勝大会・決勝大会を勝ち抜くことはとても過酷でした。し...

English[英語授業]

「英語」の授業では日本語と同様に、 英語を操る技術をトレーニングします。

2つの側面から英語を学ぶ

英語の習得には、2つの側面があります。1つは英語を実際に使うトレーニング。リサーチをし、文章を書くなど、英語を使う活動をしながら、英語に慣れる授業です(論理表現Ⅰ)。もう1つは英語の仕組みを理解したり、異文化理解の側面などから総合的に英語を学ぶ授業です(英コミュⅠ)。週6時間のうち、高1では4時間がネイティブによる授業です。「中学のときから英語が苦手だから不安」になる必要はありません。英語は単なる道具なので、使えば誰でもできるようになるというマインドセットこそ必要なのです。

 

 

01

ロジカルにクリティカルに考える

英語の授業の1つの目的は、単に単語や文法をたくさん覚えることではなく、自らの主張をロジカルに発信し、他者からの情報をクリティカルに受け取ることができるようになることです。どう組み立てればロジカルに発信できるか、どうすればクリティカルな目が養えるのか。授業を通して様々な題材を扱いながら、トレーニングしていきます。

02

情報をキャッチし、自分の意見を組み立て、発信する

世界中の英語を使う人々と情報交換するためには、いくつかの約束事があります。特に、自分の主張はしっかりと伝え、根拠をもって説得できることが重要です。そのためには、「パラグラフ」を意識し、「主張→根拠→結論」というフォーマットに当てはめて表現することがとても大切です。こうしたトレーニングを柱とし、英語でコミュニケーションを効果的にとる練習を重ねていきます。

03

英語という言語の仕組みを理解する

「英語が上手に使える」という場合、必ずしも発音が素晴らしい必要はありません。伝えたいことを正確に伝え、相手の言っていることを誤解なく受け取ることができることがより大切だと考えています。そのためには、語彙力だけではなく、内容を理解するための手引き、つまり語法や文法を身につけることが重要です。ただ、文法を「知っている」だけでは役に立ちません。文法の大切さを体感し、自分のものにするためのトレーニングが必要になります。

異文化理解
異文化や世界での様々な問題(SDGsなど)に関するトピックを取り上げ、自分の意見をエッセーに落とし込みます。もちろん、英語で書くので、語法や文法にも注意を払います。
文法理解
文法用語をただ暗記するのではなく、英文法のパターンを生徒自らが発見し、その精度をあげていくなど、文法を能動的に学び、身につけます。
英語読解
テキストのトピックに関連したニュースや、今起こっていることをリアルタイムで教材としながら、英文を読解します。英文を単に日本語に置き換えるのではなく、コンテンツを深く掘り下げるために議論をしたり、自分の意見を英語でまとめたりしながら、英語を情報源として、思考することを大切にします。

新クラス 進路

大学合格情報  ※高校入学クラスのみ(2018~2024年の卒業生213名分)

お茶の水女子大・国際教養大・東京学芸大など

国公立
合格 10

早稲田大・慶應義塾大・上智大など

早慶上理ICU
合格 83

学習院大・明治大・青山学院大など

GMARCH等
合格 67

King’s College Londonなど

海外大学
合格 31

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