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鉄道研究会(通称”かえつ鉄道”)プレゼンツ俺たち川口ひろし探検隊!?日本の秘境へ踏み入ろう!かえつ鉄道てっぺんへの史上最大の作戦!「第1回どきどき青春18きっぷで往く飯田線秘境駅の旅!②」

DATE : 2017/4/3

こんにちは。
かえつ鉄道今日も安全運転実施中です。

先日東雲(京都府)までいってきましたが、その詳しい話はそのうちにして、今回はこの前の続きに戻ります。

前回の投稿は、飯田線の秘境駅の旅の始まりの手前まで進むことができました。
そしてようやっとこの旅の物語が始まります。

かえつ鉄道が秘境に挑むこの旅は、往年の川口ひろし探検隊のように、
へびが落ちてこようと、動かないサソリが襲ってこようと、
鉄の意志と負けじ魂のみで踏み込んで往くものです。
今回はその1回目というワケで、さあ旅の始まりです。

 

第1話 THE東京駅 青春18きっぷを買う!

かえつ鉄道はすなわち挑戦者ということである。

多くの挑戦に挑み、ひるみためらい戸惑っても、火の玉のように突き進んできた。
それは鉄の道を往くものとしての矜持でもある。

このようなかえつ鉄道だからこそ今回の挑戦は宿命の挑戦だったのかもしれない。

飯田線
秘境駅の数多を擁し、中部日本の山間部を抜ける。
冒険家なら一度は踏み入れたい路線である。
私たちは秘境の魅惑に誘われるまま旅路についた。

今回の旅の始まりは東京駅である。
図のような具合で東京駅を出発して飯田線を完遂して東海道本線から帰ってくるコースだ。

この図を観て思うのは、このコースがなんと¥4,740-という料金でいけてしまうのである。
不正乗車でない。
青春18きっぷの成せる業である。
凄いチケットである。

 

集合は「東京駅の丸いヤツのなか」とした。

この丸いヤツのなかこそ「THE東京駅」だろうということでそうなった。

それで集合時刻のかなりに前に本会の顧問というか㈱かえつ鉄道の株主は丸いヤツのなかに着いた。

そしたら1人電車の遅延で遅刻止むなしの状況に陥った。これは仕方ない。

仕方ない!?

そうか!?
電車の遅延って仕方のないことなのか!?

だいたい電車止まるって何よ!? 止まったちゃダメでしょ。

みんな優しいからあまり文句言わないけど、納得の遅延なんてないのさ。

一口に止まるって理由によるでしょう。
酔っぱらって線路内に侵入したとか
踏切警報が鳴ってんのに入ってきたとか
乗客同士のトラブルでとか簡単に電車止めていいワケないでしょ。

ダイヤよ!ダイヤ!これってとっても固いのよ!
このダイヤを崩すって大変なことなの!
みんなダイヤ守ろうよ!
安全運航をみんなでやってこうよ!

一人ひとりが安全とダイヤを守るの!
鉄道に乗るということはそういうことなの!

“その電車には一刻を争っている人がいる!”

電車が運んでいるのは人の心ということを私たちは肝に銘じておくべきなのです。

以上かえつ鉄道による鉄道への迷惑行為防止の主張でした。

 

 

 

話を戻す。
しかし他の者がいない。これはどういうことだ!?

そこで電話を掛けてみる!

そしたら
「先生(株主のこと) どこにいるんすか!? 時間守って下さいよ! 何人か集まっていますよ。」

普段丁寧に礼儀正しいメンバーの怒気を含んだその言葉に株主は
“はっ!? これが反抗期か!? それとも思春期か!? 何か逆に怒られている!? そうだ!こういうときは頭ごなしはいかん。冷静に相手の言葉を聞くことが大事なのだ。聴いてみよう!”
と思った。

“株主は丸いヤツのなかにいるのだ!このコ遅れていてこんな言い方ねえだろ!”
と言いたい気持ちにエマージェンシーストップを掛けて「いまどこにいるの!?」と聴いてみた。

そしたら「丸いヤツのなかにいます!」だって。


賢明な読者のみなさんなら既にお気付きであろう。

その通り。東京駅の丸いヤツは2つあるということだ。

株主は北側(図の左の方)にいて
みんなは南側(図の右の方)にいたというワケね。

情報は正しく具体的にという話である。

電車遅延のコが這いつくばるようにこの南側の丸いののなかに辿り着いた。
遅れてくる人がいるから、いつもならもっとドラマティックになるものだが、スマフォのおかげでリアルタイムでどこにいるか分るのだ。だから、ドラマも何もない。
地図上に動くそのコの位置が変わっていくのを面白がって観ているというのが何とも新鮮だった。

平素から定時運行を鉄の掟とする我らがかえつ鉄道は気持ち10分前行動の社訓がある(?)。
結局遅れたきたコを含めて集合時刻前に全員が集合した。

今回はこのメンバーで秘境に挑む。
夢見がちにアメリカへ渡ったコ
「先生バスケがしたいんです」と言って体育館に消えていったコ
彼はいまスリーポイントを決めている。
仲間の思いも一緒に旅路につく。
ここにいなくても仲間は仲間。
それこそがかえつ鉄道の鉄の結束だ。

さっそく青春18きっぷを購入にいく。

丸いヤツのなかは結構広くて高い。

18きっぷは自動販売機で購入だ。

青春18きっぷはチケット5回分が1組になって売っている。
買うと領収書とか何だかんだで1組ごと6枚出てくる。
7人で1人2回分のチケットの利用なので14回分が必要だ。
このため3組の購入だが写真のようにやたらの枚数が出てきた。
何か貴重な体験をしている気がした。

そうこうしているうちに18きっぷは揃った。
さあ!出発だ!

東京駅の中央線は改札をくぐってすぐの長いエスカレーターの上にある。
(歩行者のため右側を空けています。)

 

ただ上がっているのはエスカレーターのみでなかった。
この旅の先にてっぺんがある。
秘境が待っている。
場合によっては洞窟とか底なし沼とかあるかもしれない。
あれば突入するしかない。
否が応にもテンションは上がってくる。
この0㎞ポイントをスタートにして始まる旅の先には何が待っているのか。
いまはまだ誰もしらない。
いまかえつ鉄道は東京駅中央線1と2番ホームにいる。

 

 

 

というワケで今回は旅の始まり東京駅でのひと悶着をお話しました。
とりわけ落ちのない展開でしたが、当人たちはそれなりに必死の対応を迫られました。
この後走れ中央線というワケで西へ西へと進みます。
甲州路をゆらり揺られてかえつ鉄道は未踏の地甲府以西に踏み込みます。
そして今回の密かなるミッション“てっぺん”が待ち受けます。
真夏の鉄路は膨張気味に、私たちの興奮を乗せて地平のムコウへ誘うのでした。

 

次号詰むや詰まざるや!?

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