留学も佳境に迫っていますね。さて、たくさんいただいている留学レポートを紹介します。
今回はアメリカ、ワシントン州より
留学生活も残り2ヶ月を切りました。
アメリカの西海岸、ワシントン州の真ん中に位置する Wenatchee という町に留学して8ヶ月経ちましたが、
この町は標高が高く冬は非常に厳しいものでした。酷いときは、朝から日中までマイナス17℃の時もあります。
今はこちらも春になり、雪は溶け、日本でよく見る桜はここにはありませんが、春の暖かさを感じられるようになりました。
この間、自分の所属する留学機関が登録している旅行団体の企画でニューヨークに行ってきました。
地元の小さい空港から一人でシアトルに向かい、シアトルで飛行機を乗り換えてニューヨークに向かったのですが、
道中迷うこともなく無事につくことができました。ニューヨークの空港では同じかえつに通う留学生の友達や
同じ留学機関の日本人の友達と合流することができ、かえつ有明生であったことと、自分の留学機関が留学前の春に
新木場で行ったオリエンテーションで多くの同世代の留学生とコンタクトがとれたおかげでとても助けになりました。
ニューヨークの建物や町並みは古い物が多く道は少し汚かったのが印象に残りましたが、
タイムズスクエアはどれも高層ビルが軒を連ね、かつビルの周りには多くのネオンライト、巨大ディスプレイ、
電光看板が数多く設置されていて、夜なのにお店から見える外の景色はとても明るくまるで昼間のようでした。
自分のホームステイ先は田舎でビルなどは一つも建っていないのでより一層高く眩しく見えました。
その他にも自由の女神、エンパイアステートビル、ブロードウェイでのオペラ座の怪人など、
天候はあまり良くなく雨が続きましたが、刺激が多く、遊ぶだけでなく多くのことを学ぶことができました。
中でも一番刺激を受けたのが国際連合 (United Nations) です。このニューヨークの旅には、世界各国から留学生が来ていて、
約60人いました。3つのグループに分かれて国連の内部を見学したのですが、私のグループのガイドをしてくださる方が日本人の方で、
その方が英語で国連の施設のあらゆる情報を教えてくださいました。教育が必要な子供にどう勉強できる環境を作るか、
どのぐらいの量のお金が今現在、軍や兵器購入のために使われているのか、そして日本に落とされた原子爆弾の話を英語を使って
世界各国から来た留学生に伝えている姿を見てとても感動しました。初めて世界で活躍する日本人の姿を目の当たりにしたので
そのかっこ良さに質問もできませんでした。
「自分もあの人のようになりたい!」と思いましたがそう簡単ではないことも思い知らされました。
まずは残りの2ヶ月、無駄のないように、この留学に行かせてくれた両親にも感謝の気持ちを持ち、
より多くのことを日本持ち帰れるよう、そして日本に帰ってもその経験を活かせるよう、頑張りたいと思います。