こんにちは。
かえつ鉄道安全運行中です!
いきなりですが世の中通説ほどじつはあやしいものなどありません。
教科書に載っているからっていつまでも真実とは限らないのです。
最近の研究だと平家の実際は優秀でしたし、鎌倉幕府の成立はいいクニ(1192年)でなくいいハコ(1185年)になりました。
テレビや新聞だって本当のことを言っているとは限らないです。もしかしたら大事なことを言っていない場合だってあるかもしれません。
大事なことほど自らの頭と足を頼りに獲得する。
これこそが鉄の道を往く者の姿勢ではないでしょうか。
「“快速川越行き”って本当に川越までいっているのですかね?」
千葉市から新木場までやってきて、京葉線からりんかい線に乗り換えた我がかえつ鉄道のメンバーが
「えっ!!この電車あの内陸部川越までいくの!?」
と思ってもこれはむしろムリのない思いでしょう。
というか掲示板“川越行”ってあるからそのまま鵜呑みにして、何の裏どりもなく受け止めてしまう方が我が校の生徒としては疑問です。
そのあやしさは既に歴史が示していることです。
「川越までいってみましょう」
かえつ鉄道の面々がこうした結論に辿り着くまではわずかの間があれば十二分でした。
というワケでかえつ鉄道は検証隊を結成して「本当に新木場から川越までいってんの?」を確かめてみることにしました。
お金が掛かるのでJR大回り乗車ということで実際には新木場から川越そして拝島を回り中野までの道のりです。なので途中下車は許されません。乗車区間がかぶらなければ最短の経路が乗車賃になります。
情報社会に流されない真実を見つめる姿勢を鍛えて身に付ける
我がかえつ鉄道の頑固な姿勢を時代遅れと笑いたい方はお笑い下さい。
というワケで検証の旅をお伝えします。
夏休みに入ってすぐの朝のこと
我がかえつ鉄道の検証隊は新木場に集合した。
7:57新木場発快速川越行に乗車した。
本当のこの海に面した駅から発した列車が、乗り換えることなく、内陸部川越へ私たちを連れていってくれるのだろうか?
車両の行先案内には“川越”の文字が煌々と光る!
潮風漂う新木場の街にはにわかに信じがたい。
はたして本当に小江戸川越まで私たちを運んでくれるのか!?
さあ!乗車だ!
隣の駅は我が東雲(東京都)だ!今回はここは軽く飛ばす。
ここで川越の街について説明しよう。
(画像は川越市のHPより)
埼玉県の中南部に位置する川越は川越市の中心部であり、古くからの交通の要衝です。
江戸期には宿場町で小江戸と呼ばれ、蔵造りの街並みは観光の柱です。
名産のさつまいもはスウィーツや懐石料理にもなっており、うなぎなども親しまれて多くの観光客を集めています。
都内を走るうちは少々混雑したが、大宮が見えてきた。
東北本線が並走している。
大宮駅を発つと鉄道博物館の通り越し、新幹線としばらく並走する。
日進まできた!ついつい「春日はどこだ?」と思ってしまうがここはアルゼンチンではない。
と列車はゴルフ場の上を走っていた。
そのゴルフ場の上で“川越はすぐそこ!”と思った。
そのとき問題が起きた。
ふざけるな!電車止めるな!
警報機が鳴っているのに線路に立ち入るな!
そんなことも判らねえのか!
みんな迷惑してんだぞ!
運転手さんが受話器を耳にあて、何やら指示を受けている様子。
踏切近くまで電車は移動して停車した。そこから運転手さん飛び降りて自ら安全確認だ!
いつものことながらに思う。
運転手さんや車掌さんは基地にいる人やら駅員の方々やら多くの方々に鉄道の安全は守られているのだなと。
今日もこうして鉄路を往けるのはみなさんのおかげ。この場を借りて感謝の意を表したい。
と思っていると今度は川越車両センターの横を通ったときだった。その一同は驚きを禁じ得ない出逢いを遂げた。
MUE-Trainがそこに佇んでいた。
一同逢えることを前提にしてなかっただけに喜びと驚きにむせび泣いた。
解説しよう。
MUE-Train
JR東日本が2008年に在来線車両の技術試験のため、209系電車の改造により製作した、研究開発用の事業用直流電車(試験車)である(Wikiより。)
川越を前にして次々と驚きの連続に「本当に川越に辿り着けるのかな。ここらで『今日はこんなにハップニングが続いたので川越までいくの止めましょう』とか言われないかな」と思い始めたときだった。
東急東上線が隣りにあるということはそれはここが川越の寸前ということを意味する。
私たちは本当に新木場から乗り換えることなく川越まで辿り着いてしまったのだ!
あの行先案内はフェイクニュースでもなんでもなかった。本当にりんかい線は川越までつながっていた!
私たちを迎えたのは滅多に使われないという人もいる川越駅6番線だ。
かっ川越だ。
リアルに川越だ。
おいもとうなぎが美味しいあの川越だ!
乗ってきた車両はきびすを返して新木場へむかう。
やっぱり新木場と川越はつながっているのだ。
私たちは引っ返すと料金が膨大にかかってしまうので、大回り乗車をして帰ることにした。
川越線でそのまま進み八高線に乗り入れの電車に乗って拝島へいき、そしてそこから青梅線から中央線というワケだ。
拝島に着いた。
このホームドアは設置コストが安いうえに、ドアの位置が異なる車両にも対応できるという。
ただ、構造上安全と言えるのか少し不安を感じた。
さすがに上りの中央線は混雑していた。そして線路はまっすぐだった。
中野駅で改札をくぐり大回り乗車完成!運賃はりんかい線区間と大崎中野間のたったの合計606円!
今回の大検証は正しいという結論に辿り着いた。
だが巷にはフェイクニュースが溢れている。
本当のことは黙っている人がいる。
鉄の道を往くものとしてこれからも真実一路進んでいきたい。
それは何故かって!?
かえつ鉄道だからさ!
というワケで大検証の旅はいかがでしたか!?
川越までつながっていたんですね。りんかい線の臨機応変さが出ていていいですね。
いつもありがとう!りんかい線!
走れ!りんかい線!
海を越えて
山を越えて
僕らを乗せて!
話は代わります。いきなりですけど、この夏私たちは大いなる旅に出ることになりました。
「僕アメリカとオーストラリアにはいったことがないのですよ」
ヨーロッパや中東やアフリカに居を構えたことがあるメンバーがふっとこのようなことを口にしました。
アメリカにいくのか?
海を越えたかの地に私たちはいけるのか?
一見不可能なことでも進むべき道なら私たちは進むまでのこと。
それがかえつ鉄道だ。
8月5日かの地へむけて私たちは旅立つ。
この日台風が猛威を振るいながら迫っている。しかしそれでも私たちは往く!鉄の意志がそうさせるのだろう。
というワケで、この夏もかえつ鉄道は営業中です!
よろしく!次号詰むや詰まざるや?