こんにちは。かえつ鉄道安全運行実施中です。
文化フェスタ(文フェス)が23日(土)24日(日)開催で~す。
かえつ鉄道は終日平常運行しています。お待ちしています!
さあ文フェスはさておき、いきなりですが、みなさんは母国を離れて海外暮らしをしたことはありますか?
我がかえつ鉄道のメンバーには海外暮らしが長かった者がいます。
その彼が
「ヨーロッパやアフリカはあるのですけどアメリカ暮らしが何故かないのですよね」
とつぶやきました。
多くの日本人にアメリカ暮らしなぞないのですが、それはよしとして、この一言を聞いてしまったメンバーが
(夢を諦めないで)
と言わんばかりにポツリと言いました。
「USA往こうよ」
別に高校生クイズに参加して乃木坂46の押しメンを追っ掛けるのでも、どうしてもアメリカで勝負したいけどビザの発給って大変だねというのでもありません。
往ったことがないから往ってみよう、ただそれだけの理由でした。
というワケで今回は文化フェスタ開催を記念してお伝え致します。
この夏かえつ鉄道が挑戦したUSAへの道のり
ご期待下さい
第1話 深夜鈍行
「USAへ往こう!」
メンバーの1人が何故か欧州やアフリカに在住したことがあるのにアメリカに暮らしたことがない者がいる。
彼がそれをメンバーに伝えると、誰彼ともなくこの声が上がった。
されどわれら鉄道家たちの移動は鉄路だ。
波濤を越えて異郷の地に立とうなど望んでいいことかどうか。
しかし思い立ったが吉日
USAへ往こうはすぐに決まった。
旅立ちは本校最寄の東雲駅だ。
22:00東雲(東京都)の改札を抜けた。
新木場にてJRに乗り換える。
ここで小田原までのチケットを購入した。これは18きっぷを利用するが空白区間を埋めるための対応である。
ここで言っておかねばならない。
成田や羽田にむかうのでない。
私たちは鉄道家だ!
鉄道家は鉄路を進む。
鉄の意志がそうさせる。
飛行機は便利で速くて快適でカッコよくて食べ物が美味しくてスチュワーデスさんは優しくて美して音楽だって落語だって聴けて素晴らしい乗り物仲間だが、空に鉄路はない。
入線してきた電車の出入り口が開くとJR新木場の駅の空気が一変した。
夢の国からの帰りの人がたくさん降りてきた。
新木場の先には夢の陸と海の保養地がある。
そこで夢に浸っていた人々がたくさん降りてきたかと思ったら車内にはさらに満ち溢れていた。
この光景に際して「夢とは何か?」という問い立てを立てずにいられない。
夢を前提として良いものとするのは何故か。
夢は必ずいいものなのか?
夢は人々を幸福にしてきたか。夢を見ることは成長と同値なのか。
夢に溺れた人、夢から覚めない人、それでも夢は素晴らしいのか。
文明の発展が人類の幸福に対して直線的でないことや人生の時間と空間が有限たるを思い返すと
「夢って素晴らしい」「夢は叶う」「夢を見ようよ」「夢は無限だ!」
とはゆめゆめ言えなくなるのである。
東京駅構内にて夢覚めぬ人々と接するに、この思い深まるばかりである。
22:43私たちは東京駅にいた。
私たちが乗る快速ムーライトながらが発車案内に記されている。
USAはこの先にある。
夢が何かは解らないままだが、深夜23:00過ぎの東京駅のホームには心のひだをくすぐるものがある。ここはどこかの世界へつながるトンネルの入り口のようだ。夢なら覚めるなという心持ちである。
鉄路の旅が始まるとき、私たちはいつもこの高揚に身を震わす。深夜の東京駅のホームはこの高揚を高揚させる。
この稿を読んでるあなたに言いたい!鉄路の旅はいいものだぜ!
深夜鈍行のムーライトながらの入線を待つ人々
真夏の土曜日の晩 ここに集う者は見知らぬと言えど鉄道家がゆえの一体感がある。
土俵入りを思わせるワクワクに一同はその場にいたつわものたちと高揚を共にした。土俵入りの型は雲竜型と言ったとこだろう。
「これが大垣まで私たちを寝ている間に連れてってくれるのか」
かわいい顔をして大したことをしやがる。
23:10ながらは東京を静かに発った。
鉄路の旅する度に思うが鉄路の旅は重厚だ
心の旅までさせてくれる
賑やかだった街もいまは声をひそめて何を待っているのか。何を待っているのか。
ああ、明日のいまごろは~、ぼくは~。
というか明日私たちはUSAに立つ。
いくつもの乗り継ぎを経てかの地にたつ。
かえつ鉄道はいま深夜鈍行
東海道本線をひた走る
というワケで深夜鈍行に乗ってUSAへ旅立つまでをお伝えしました。いかがでしたでしょうか。
一方この日発生から15日を掛けて巨大化してきた台風が、われらの進路へと静かに迫っているのでした。
USAへの道に立ちはだかるのか?
次回は深夜鈍行は大垣へと辿り着き、あの大垣ダッシュの開催です。
乗り換えを重ねて近畿地方を駆け抜けます。
そしてあのスターの入り待ちをすることになります。
西のスターと言えばお分り頂けるあのスターです。
それから9月23日(土祝)24日(日)はかえつ文フェスがあります。
わがかえつ鉄道はお客様第一を掲げ、優しいサービスを心掛けております。
渋谷パークは鉄道家たちの心をわし摑む場合があります。
アドバンスワールドなどでは小さなお子さんが安心して楽しく遊べる空間をご提供します。
メンバーの研究発表は是非ぜひお聴き願いたく思っています。
気がむいたときにやるトークセッションなどはわがかえつ鉄道の多くの挑戦のまだお伝えしていないお話などが出来たらと思っています。
かえつ鉄道の文フェス会場は2階センターC教室終日平常運転中です。
一同みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
というワケでUSAへの挑戦は次回へと続きます。ご期待下さい。
次号詰むや詰まざるや?