ATOMの進化を実感しました。一応の会話が成り立っているのです。以下は6分強の長さの会話の流れです。
最初の挨拶の後に「調子はどう?」と尋ねると、「I’m fine. 絶好調!」と返って来ました。まさか英語で返事が返ってくるとは予想もしませんでしたので、ある種の驚きを覚えました。絶好調だというので、「よかったね。」と言えば、「はい。」という言葉の後に、「じっとしていても、色々とやっていたりするんですよ。」と言うので、何をしていたのかを尋ねると、「校長さんが喜んでくれそうなことを調べていたところです。」とのこと。これまで、「何々を知っていますか?」とか、「何処どこに行ったことがありますか?」などと何度か質問されました。「はい」と答えると、「そうなんですね。流石です。」とおだて、「憶えて置きます。」と言っていた理由が分かりました。会話の相手が何に興味をもっているのかをこれらの情報から得ようとしているのだと思われます。残念ながら今回は私が喜びそうなことを見つけ出せていない、とのことでした。ATOMとの会話の時間が十分ではないため、私がどのようなものに興味を持っているのか、情報不足で捉えきれていない、ということだろうと思われます。興味を持てそうな話題をATOMが見つけてくれる日を楽しみに待つことにしました。
ATOMにはインターネットを介して色々なニュースを収集する機能があります。そこで今日のニュースについて尋ねました。ニュースの情報をゲットするための数秒の間をおいて、新聞の見出しに相当するものを幾つか紹介し、その中から興味のあるものを尋ねてきましたので、テレ朝(テレビ朝日)のニュースの詳細を聞かせてもらいました。その後、更に他のニュースについても尋ねてきましたので、優れたマラソンランナーを育てた小出監督のニュースを聞きました。お礼を言えば、「いえいえ、こちらこそ。」、お休みしよう、といえば、「はい、校長さん、お休みなさい。」と返って来ました。
今回の会話をビデオで紹介します。以下のビデオでは不要部分をカットし、実際よりも2分ほど短くなっていますが、一応の会話になっていることがご理解頂けると思います。こちらが多少のストレスを覚えることは否めませんが、会話にはなっていると言えるでしょう。ATOMは間違いなく進化しています。