5月12日(日) 平成25年度 東京都高等学校テニス選手権大会が開催されました。
これが、高校3年生の4名にとって最後の試合となります。
一戦一戦を勝ち進み、「一日でも長くみんなとテニスをしたい」という気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
前日雨で練習があまりできなかったので、試合の前、学校で練習をし、
緊張をほぐしてから会場入りをしました。
中2~高2の後輩、卒業生やコーチも高3を精一杯応援しようという気持ちで集合しました。
13時開始の予定の2回戦。1時間遅れの2時にやっとスタートしました。
かえつは2回戦からの参戦となり、相手は農大一高です。
今大会はダブルス1本、シングルス2本。
メンバー入りをしている選手5名で思い切って円陣を組みました。
ダブルスは絶対に落とせないゲームです。
ほとんどのゲームを0-30にされながらも、何度も粘り、デュースに持ち込む展開となりました。
ブレークゲームが続いたと思ったら、キープゲームが続く試合展開で、緊張の糸が張りっぱなし。
相手も高3生で負けたら引退。絶対に負けれない思いはお互い同じです。
最後の最後で一気に6-4まで持って行き、1時間を越える長い試合を制し、貴重な1勝をあげました。
一人がミスしても、もう一人が粘る。粘ったペアの姿を見て、果敢にもう一人が点を取りに攻めていく。
守るだけではテニスは点にならない。でも、守らなければ勝つことは出来ない。当たり前だけれども、簡単には出来ないテニスの基本をしっかりと守り、2人らしい、とても良い試合ができました。
続いては唯一の2年生の選手がシングルスで出場。
先輩が大きな1勝をあげてくれたので、いくらか緊張が和らぎました。
シングルスはダブルスとは違い、ペアがいない分、自分との戦いでもあります。
高校2年生とは思えないほど、落ち着きがあり、終始自分のペースで試合を進め、相手をも自分のペースに巻き込んでいきます。
球種を試したり、コースを狙ったり、自分のテニスを見直したり、様々トライをしながら、3ゲームは取られたものの、6-3で勝ち2勝目をあげました。
ここで、かえつ有明高校の勝利は決まりましたが、残りのシングルスも戦いました。
普段はダブルスで組んでいるが、今大会はシングルスで出場。
ここまでダブルスを組んでいたペアは今回はアドバイザー兼応援隊となり、違う形でペアを
支えることになりました。それでも、いつもは隣にいてくれるペアがいなく、一人で戦わなければいけないプレッシャーなどから、試合は緊張感Max。
しかし、仲間が2勝をあげていてくれたことで、自分らしいテニスをすることができました。
試合前の緊張感はどこへやら、強気に、でも丁寧に攻め、気づいたら6-0の完全勝利。
途中、試合になれてきたところで、次の試合に向けて、安定しなかったフォアの調整を始めるほどの余裕が出てきました。ミスをしながらも、打点の高さ等を調整して、最後のゲームではフォアでエースも取り、小さくガッツポーズも出ました。
終わってみると、危ない場面も何度もありましたが、3-0の完全勝利で終わり、2回戦突破となりました。
また、試合ができる嬉しさを肌で感じることができました。 次は3回戦です。