今回は指向を変えて文章のみでの力作です。ぜひお読みください。
6月2日(日)1年の中で最も大事な中学生の団体戦。中体連東京都中学校テニス大会が行われました。1回戦の相手は立川五中。
中1が入部してくれたことで、今大会、やっとのことでフルメンバーで出場できることとなりました。しかし、私たちの目標は「出場」することではない。最低1勝、出来れば初日突破だ。試合に慣れていない選手もいるなか、何とか総力戦で戦った。この日のために何度もミーティングを開いた。とにかく、今のこのチームに必要なのは、中1の力であることは間違いない。
当日は、中学生は全員、高校生も応援にかけつけてくれた。相手よりもはるかに人数が少ないけれども、「気持ち」は同格だ。ダブルス2本のシングルス3本の戦い。3勝したほうが勝ちとなる。
ダブルス2は3年生ペア。部活を兼部していることなどもあり、ここまであまり練習に出て来られなかった。でも、3年間辞めずに、練習に出られる日には参加をし続けた。この大会に向けては最大の力を発揮したいという思いは伝わってきた。しかし、残念ながら結果は0-6。でも、簡単に負けたわけではない。デュースに持ち込んだゲームもいくつかあり、サーブを決めたり、ボレーを決めたり、ラリーで粘ったり。確実にこの試合を通して彼女達は成長した。
しかし、1敗してしまった。ダブルスは1本は取っておきたいところだ。
次は、この大会のために組んだ3年生の部長と2年生ペア。部長は3年間ずっと頑張ってきた。それだけの想いがあれば、緊張するのも当然。2年生も緊張感がある。そこは、応援の力。なんとか、二人の緊張をほぐす。しかし、結果は3―6
これで、2敗が決定。残りのシングルスを3本とも勝たなければいけない。
ここで、出てきたのが、新しく入部した中学1年生。緊張していると言っていたものの、そんなそぶりはテニスでは一切見せない。ファーストサーブも良く入り、度々サービスエース。ショットが安定し、コース選定が抜群。中学1年生とは思えない、試合運びで6-1で勝ち、次へとまだ望みはつなげる。
次のシングルス2は中学3年生。自分が負けてしまったら・・・というプレッシャーが襲いかかる。極限の状態で試合が始まる。始まってみると、かなりサーブの調子がよく、キープゲームをしていく。するどいショットを相手の苦手な場所にどんどん打ち込み、強気にプレーをしていく。頭を使った良い試合ではあったが、残念ながら2―6で負け。これで、かえつ有明中学校の負けが確定してしまった。
でも、最後のシングルス1も残っている。今後のことを考えると、1-4で負けるのと、2-3で負けるのとでは大違い。もう一度、応援団でそのことを確認し、最後のシングルスを全員で戦う。
そんな応援の期待に応えた中学2年生のシングルス1。彼女も学年は違えど、ここまで3年生の部長をそばで支えてきた。彼女からは「勝つんだ」という思いが伝わってくる。自身のショットが若干安定しなかったが、果敢に攻め、コースを良く考え、相手を翻弄。終わってみると6-1で勝利。
しかし、団体戦としてはかえつは2-3で中体連の1回戦敗退を喫した。中1から中3までの全員で力を合わせた結果である。だから、真正面から受け止めなければいけない。人数も少ないこともあって、選手層があまりに薄かった。でも、4月には中1が6人入部してくれた。これから中1を伸ばし、来年は初日突破を目標に出来るチームにしたい。
新しく中学1年生が6人加わり、これからまた新しいかえつ有明中学校のテニス部が始まる。筋トレして、練習して、強くなっていくぞ~!!
まずは、3週間後の中3と出られる最後の大会に向けて、レギュラー争いをするぞ~。