茶道部です
お久しぶりです!
気づけば,前回の投稿から5ヶ月ほど空いてしまって本当に申し訳ない限りでございます…
冬があけ,春になり,長年お世話になった先輩方にお別れを告げると,すぐに新入生の方々をお迎えする,という春ならではの不安と期待に呑まれまそうになりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
茶道部では新入部員と新部長を迎えて,これまでと変わらず,和気あいあいとした部活であるよう努めております♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
さて,今回のお軸は度々登場の「無事」
お菓子は「阿闍梨餅」と、「末廣饅頭」
香合は「すみだ川」です
ここで,先生からこの「すみだ川」という香合に関する豆知識をいただいたのでお話しさせていただきます(๑・̑◡・̑๑)
この香合,船と川の様子,名前からして「隅田川」を浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
実はこれは清の川を描いているものなんだとか。
清からやってきたこの香合,(実際にこの香合が清からのものかは分かりかねますが,この形の香合は清からということで)時間が経つことによって当然,劣化もされて行きますよね。
ですが,日本人はその『劣化』を受け入れるどころか,ひどく愛したのです。「虫食い」と呼ばれる所々の傷(写真の真ん中右,茶色くなっているところ)や劣化を愛着を持って自慢するとか。
また,「虫食い」がついた,持ち手のようなアーチ部分を「はじき」と言うらしく,まるで川の橋のようで平面だけでなく,立体的にも楽しむことができます
かけた食器,禿げた器 新しく買い替えるのも美しさですが,たまには先人たちに倣って,劣化を愛してみてはいかがでしょうか。