こんにちは。科学部です。
10月12日(土)に予定していたオープンキャンパスの科学部のプログラムには
沢山の児童の皆さんにご応募いただきましたが、台風のため中止となってしまいました。
また次の機会にお会いしましょう!
オープンキャンパスで実施予定であった実験を下記で簡単に紹介します。
【水溶液の性質を調べる実験】
■用意するもの
①オキシドール ②炭酸水素ナトリウム水溶液 ③クエン酸水溶液 ④エタノール ⑤アンモニア水 ⑥水酸化ナトリウム水溶液
⑦ムラサキキャベツ溶液
■方法
① すべての液体(上の①~⑥)を試験管に少量とる。
(どの試験管にどの試薬が入っているかは、わからない)
③ 色が変化する様子を見る。
■考察
ムラサキキャベツ溶液は、下のように色の変化により、液体の性質を調べることができます。
赤~ピンク(酸性) 、 紫(中性) 、 青~緑~黄(アルカリ性) の
3つのグループに分けることができることができます。
ムラサキキャベツ溶液の色 | 赤~ピンク | 紫 | 青~緑~黄 |
試薬 | ③クエン酸水溶液 ①オキシドール |
④エタノール |
②炭酸水素ナトリウム水溶液 ⑤アンモニア水 ⑥水酸化ナトリウム水溶液 |
↑上記の表より、赤~ピンクに呈色する水溶液は2種類あります。
★赤~ピンクに呈色する試薬の判別
オキシドールに二酸化マンガンを加えると、泡(酸素)が発生することにより判別しました。
★紫色に呈色する試薬の判別
エタノールには特有のにおいがあります。
★青~緑~黄の呈色する試薬の判別
②炭酸水素ナトリウムと⑤アンモニア水と⑥水酸化ナトリウム水溶液を判別します。
アンモニア水は特有の刺激臭があるので判別できます。
炭酸水素ナトリウム水溶液にクエン酸の粉末を加えると、二酸化炭素の泡が発生します。
残りが水酸化ナトリウム水溶液です。
これで、すべて無色透明で判別がつかなかった試薬6種類を判別することができました!!
またの更新をお楽しみに!!