新型コロナウイルス感染症の影響で学校にも行けず、クラスの友達とも遊べない毎日が続いています。中学受験を予定されている生徒および保護者の皆さんは不安な毎日と思います。学校説明会に参加できれば、直接キャンパスを訪れ、授業や部活について色々と体験したり調べることができます。学校の雰囲気を肌で感じることもできます。その説明会も現在は開催できない状態です。生徒の皆さんが通う小学校も休校ですね。自宅での勉強は問題なく進んでいますか?担任の先生に勉強のことや生活上の悩みなどについて相談できていますか?
かえつ有明中・高等学校も例外ではなく、生徒は登校できない状態です。しかし本校生徒は自宅学習ではあっても学校での学びに近い形で学習を進めつつあります。4月から始めたいわゆるオンライン授業が中心ですが、そこには学ぶこと以外でも色々な工夫が施されています。毎日2回のオンライン学活の時間が用意され、クラスとしての一体感も生まれ、未だ直接会ったことの無い同級生とも既に顔なじみになっています。先生と生徒あるいはその保護者との面談も、ディスプレイを介してですが、問題なく行っています。
オンライン授業は教員も生徒も初めての経験です。最初はお互いに慣れることに主眼を置いてきました。しかしそれも卒業です。ゴールデンウィーク明けからは一日6時限の本格的な授業が始まります。一学期は7月末までと延長され、本校が目指す教育がコロナウイルスに影響されず、しっかりとした形で行われつつあります。かえつ有明中・高等学校は”生徒ファースト”で運営されていることを示していると言えるでしょう。
現在の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の下では学校説明会もしばらくの間はオンラインでの説明会になります。本校生徒の生の声をお聞き頂き、生徒思いの先生に直接触れあうことを通して本校の良さを十分に実感して頂けないのは残念です。来年2月の入学試験はどうなるのだろうか、という不安も大きいのではないでしょうか。しかし、直接お会いしての説明の機会も近いうちに開けるようになるだろうと期待しております。これからの時代に望まれる教育についてお話し、本校での教育がそれを目指したものであることをご理解頂ける日が来ることを楽しみにしております。
受験生および保護者の皆さん、健康に留意され、お元気でお過ごし下さい。
校長 小畑秀文