今回は1-Aのプロジェクト科の授業について、少し紹介していこうと思います!
現在1-Aは毎週土曜日のプロジェクトの授業で、本を活用した”ミライ地図プロジェクト(仮)”というものを行っています。
ざっくり言えば、5つのテーマの中から同じものを選んだ生徒同士で分かれたグループごとに、テーマに沿った問いを立て、本を読むといったものです。
今回お話しするのはこのプロジェクトの内容……ではなく、この授業においての本の読み方についてです!

(授業中の様子)
このプロジェクトでは、”探求型読書”という手法を利用します。
これは物事を深く思考したり、自分なりの考えを組み立てたり、問題を探求し続けるための本の読み方。いわば、「手段としての読書」。
前に立てた問いを念頭に置きながら読めば、また違う見方ができる、という考え方ですね。
探求型読書には読む前, 読んでいる時, 読んだ後の3ステップがあります。
……とは言っても、私たちもまだこの内の”読む前”しか行っていないので、残り2つについてはご紹介できませんが、”読む前”だけでとても面白いので、ぜひ実践してみてほしいです!
まず私たちが行ったのは「表紙まわりを読む」です。まだ本は開きません!
表紙に背表紙、帯やソデなどを見ます。
そして暫く見た後、目を閉じてどこにどんな事が書いてあったのかを思い出してみましょう。きっと思い出せない箇所ばかりだと思いますw
しかし、それがポイントです!目を開けた時、思い出せなかった情報が流れ込んでくるはずです。
今度は目次を開き、同じ事をします。するとこの時点で、まだ読んでないにも関わらずその本が何についてのどんなものなのか、少し見え始めたのではないでしょうか?
そして、表紙まわり, 目次。それから前書きや後書きを見て、気になるキーワードを書き出していきます。この時、そのキーワードから自分が連想した単語も書いていきます。
終わったら、それらを線で繋いで関係性を可視化しましょう。(例:2つを合わせてもう1つになる, 3つの単語でセット等)
すると、どうでしょうか。かなり内容の輪郭が見えてきたのではないでしょうか?
いかがだったでしょうか。
先日の授業ではこれらを行い、それから読む前と読んだ後の自分の変化を考えてみて、グループで共有しました。この後の授業も楽しみです!
ではまた来週!
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