みなさん、お久しぶりです!今回は新クラス高校2年の
が担当します!
かえつの新クラスの授業では定期的にゲストさんがいらっしゃるのですが、今週は特に、こんなにすごい人が?!と驚いてしまうほど、素晴らしいゲストさんが来てくれたので、その時の授業についてお話しします
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まずは、デザイン会社の「博展」さんについてご紹介いたします!博展さんと本校は繋がりが強く、様々な場面でお世話になることがあるんです!
毎年、有明ガーデンで新クラスの1年生が行う「神輿プロジェクト」では、博展さんのご協力のもと、新クラスの生徒のアイデアをもとに、神輿を作って、実際に有明ガーデンで神輿を担ぎます!
ちなみに、博展さんだけでなく、JRの方々からいただいた廃材を利用するなど、地域とのつながりやサステイナビリティを大切にして、日々活動するように意識しています


今回は博展さんが2日間に渡って実施してくださった講義やワークについてご紹介します!
このワークは、「デザインとは何か」「社会における課題発見と解決に向けた実践」をテーマとして、Kumooを使いながら実施されました。
ちなみに、kumooというのは、今まで使われていた掲示パネルに代わる、より使い勝手がいいものです
Kumooの由来は、みんなで自由に、まるで雲のように形にとらわれず、「組もう」という思いからきています!
みんなで一緒に協力しながら、自由に組み立てられる木製ユニットです





では、1日目の講義で学んだことについて、簡単に共有します!
まず、博展さんによるプレゼンで、デザインとは「装飾」だとおっしゃっていました。
「課題の本質を見つけ出し、それに対してより伝わりやすい状態に設計する一つの手法」とお話ししていました
博展さんは人と人が出会う場・空間での「体験」をデザインしている会社さんなので、デザインの本質とは何かを突かれていると感じました!
そんなお話を踏まえた上で、私たちは「お昼休み」をテーマに、理想的なお昼休みの学校に欲しい設備などをミニチュアkumooを使用しながら、いくつかのチームに分かれて作りました
それぞれのチームが、普段のお昼休みに不満に思っていることや、理想の過ごし方などをブレインストーミングしていました!
ラーメンが大好きで、本物のラーメン店のような内装設備を作り上げたチームもあれば、学校全体の形状を無視し、学校の形を全て一階にフラットにして、校内での移動のスムーズさを大切にミニチュアkumooを組み立てたチームもありました!



2日目のワークでは、実際に等身大のkumooを使って、エキストラ役の生徒が使用している様子を指導役の生徒と博展さんの指揮のもと、写真・動画撮影を行いました!
のクラスの生徒で、指揮役、エキストラ役、スチール役(写真撮影)、動画撮影役、の4つの役割に分かれました
撮影現場が屋外だったため、非常に寒かったのですが、ラフに楽しく行いました!
基本的には掲示板やホワイトボードの役割を担っているkumooですが、今回はバトミントンのネットの代わりにするなど、ユニークな使い方もしました!




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続いてのゲストは、びっくり!チベット亡命政府の元首相であるロブサン・センゲさんです!
彼は、ハーバード大学で教鞭も取られている、素晴らしい方です
のクラスはPJの授業の時間に新校舎ブルームで対話会を実施していただきました!
「そんなすごい人がなぜかえつに?!」と思われる方もいるかもしれません
実はロブサン・センゲさんのようなすごいゲストの多くは副校長先生の繋がりによる方々なんです
副校長先生は本当に人脈が広くて、いつも私たち生徒も驚かされます笑
実際のロブサン・センゲさんによる話は力強く、カリスマ性を感じさせられました…
寝不足気味の私でも、まさに全集中!で聞き入ってしまうほど、引き込まれるようなオーラと言葉にパワーがありました
そんなロブサン・センゲさんによる面白いエピソードと心に残っているお話を一つずつ紹介します!
質疑応答の時間に、「何か質問はありますか?」と聞かれたとき、クラスメイトの女の子が「誕生日はいつですか?」と意外な質問をしました笑
「まさかの誕生日?!」と教室中が笑いに包まれました。しかし、実はこれがとても良い質問だったのです!ロブサン・センゲさんには、なんと誕生日が3つもありました
まず、一つ目の誕生日は3月10日です。1959年にチベット蜂起が起きた日であり、チベットではこの日を誕生日としている人が多いそうです!その理由として、チベットでは、親が子どもの誕生日を正確に記録していないことが珍しくなく、人口の約30%が「3月10日生まれ」と登録されているといいます。センゲさんも、公式な書類上ではこの日が誕生日になっているそうです。
二つ目の誕生日は9月20日です。これは英語版のウィキペディアに書かれている情報なのですが、センゲさん自身が登録したわけではなく、正確な出典は不明とのことでした笑
そして、本当の誕生日は12月9日とのことです!センゲさんは長い間、自分の本当の誕生日を知らなかったのですが、最近になって父親が正しく覚えて記録していたことを知り、本当の誕生日が12月9日であることが分かったそうです
何気ない質問から、チベットについてや、センゲさんの個人的な背景について知ることができた貴重な時間になりました
センゲさんとのすべての時間で、特に心に残っているのはマインドセットについての話です!
首相という様々な人からの声が届く立場で、どのように自身のメンタルを保っているのかという質問に対して、彼は一言「結果を気にしない、プロセスを大事にする」といいました。
「結果は様々な変数が影響して出るものであり、それが成功するかどうかはあなたはコントロールできない」と仰っていて、結果や他者の評価を気にするのではなく、過程を大事にすることで、平静を保つことが大事だということでした。
受験本番まで1年もない私たちにはとても胸に響くお言葉でした...


最後にご紹介するゲストは、長谷部貴美さんです
彼女は株式会社ホワイトシップの理事を勤めてらっしゃいます!
株式会社ホワイトシップさんは「アートの力を心豊かな社会想像へとつなげる」ことをミッションとし、多くの企業の方に、企業課題解決を見出す手段としてアートを提供しているそうです!
実際に行ったワークは、グループになって、1つの絵を見て感じたことをとにかく付箋に書き、その後、お互いに付箋に書いたことを共有するというものです!
友達と共有していると、絵に対する感じ方や気づきがそれぞれ違って、興味深かったです!
このように、絵も見方によって全く違うことや、アートのポテンシャルについて教えてくださいました!
以上が今週来校してくださったゲストの方々でした
かえつには過去に、ヴィヴィアン佐藤さんや谷口たかひささん、朝日新聞社の方々など、多くの素晴らしいゲストさんが訪問してくださっています!特に新クラスでは授業としてそういったゲストの方々と交流する機会が他のクラスよりも多いです!
何かに全力で取り組んでいる、パッションのある、多様なバックグラウンドを持った方々と関わることで、受験で悩んでいる私は特に希望をもらえたり、新しい色を自分の世界にもたらしてくれます
素晴らしい人脈を持つ先生方にも、そこから交流の機会を設けてくださる学校にも、感謝しています!そして、最後まで読んでくださった、皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございました!
来週の記事も、読んでいただけると嬉しいです!それでは、良い三連休をお過ごしください!
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