バスケットボール部

【バスケットボール部】ある代の引退(2022年5月29日)

DATE : 2022/5/31

大変ご無沙汰しております…女子バスケットボール部です。
いつぶりだろうと遡るのも大変なくらい久しぶりです。
最後は確か…部員に丸投げ…間違えた!快く書いてもらったブログが最後だったかな?
実はこのブログってかなりエネルギーを要するもので、そのエネルギーが溜らなくて…
惰性でやっても良いものは残らないし、義務的なものだと楽しめないし……

と、言い訳です。ゴメンナサイ。

今回は女バスにとって、とてもとても大きい功績を残してくれた代が引退したことにより、重い腰を上げて書こうと決めました!
少し長くなるのでご容赦ください!
また自校の生徒の事なのにべた褒めしているので、気持ち悪かったらすみません…

5月22日、インターハイ予選初戦がありました。
相手がどうこうではなく、自分たちのバスケットボールが展開できるのかということが肝でした。
精彩を欠くプレーヤーもいる中で、スパークしたプレーヤーもいました!途中で転ぶプレーヤーもいました(笑)
このチームの強みは1人のパフォーマンスが良くなくても、他のプレーヤーで補えること。
1人1人が自分の強みを理解し、チームメートも理解しているからこその形。
とても良いチームになりました!
結果としては勝ち!!やった!!
続く29日2回戦。


かなりアグレッシブに来るチームということは予想されました。動きも速く、ガンガン飛び込んできます。

 

普通だったら迫力に負け、早々に諦めてしまうような状況でしたが、コーチの言葉に最後まで耳を傾け、諦めずに直向きにプレーしていました。


結果としては負けです。ただ、試合を観ていた会場校の先生からは「最後まで諦めず、いいチームですね!」とお褒めのお言葉を頂戴しました!
中学の引退試合でも対戦校の先生から同じようなお言葉をいただきました。一貫して「諦めない」良いチームだったようです。

部活動にとっても、後輩たちにとっても、大きな影響力のあるプレーヤーたちの引退です。
涙を流しはしますが、最後までキラキラの笑顔で会話をしています。素敵です☆

新型コロナウィルスの影響により、本来であればもっと公式戦を経験したり、合宿をしてチーム力を高めたり、活動時間が増えることでもっと向上する可能性が遮断されてしまいました。
その中でもオンライントレーニングをしたり、できることを精一杯やってきて、現状に不満をいうわけでもなく、やはり直向きに活動していました。
人としても素晴らしいプレーヤーたちです。

この代は、顧問は中学2年まで指導し、中学3年からは素晴らしいコーチに託しました。
顧問はどちらかというと「ガツガツ」よりも「ゆるやか」で、勝ちにシビアではなくバスケットボールを楽しむことに重きを置いています。
しかし、彼女たちは勝ちに貪欲で、もっといいプレーをしたいという欲求もあり、コーチとの出会いは素晴らしいものとなりました。
そういう意味では「バスケットボールを楽しむ」というもう1つの形を具現化してくれました。
コーチにお願いすることが決まった時、顧問としては「サポートしよう!」と心に決め、プレーヤーがコーチと顧問の間で板挟みにならないように、介入するのではなく励ます方向に舵を切りました。
技術的な指導はプロのコーチが一番なのだから、顧問は前向きに活動ができる「お手伝い」をしたいと、これまでの在り方を変えてアプローチをしました。
そしてチームはどんどん良くなっていきました!プレーヤーたちもバスケIQが上がり、どんどん巧く強くなっていきました!みるみるチームが良い方向に変わっていきました!
本来であれば100%喜ばしい事実のはずなのに、実は複雑な想いを抱えていました。

初めからコーチが指導していたら…
顧問として何を残せていたのだろう…

きっとこのブログを読むであろう高校3年生たちは、「何言っちゃってるんですか~」とニヤニヤするとは思いますが…
実は成長する君たちを嬉しく思う反面、苦悩もありました。これは顧問のエゴなんですがね。

でも引退して最後のミーティングでも晴れやかな顔で、顧問の言葉に真剣に耳を傾けてくれたということは本当に嬉しかったし、それだけで6年間携われてよかったと思います。

本当にありがとう!!

まだまだ続きます。長くてごめんなさい。
ここからは個々のプレーヤーへ。(誰に宛てたものかは文面で察してください)

まずは…高校の途中で入ってきてくれた2名のプレーヤー。
結果としては最後まで活動はできなかったけれど、チームにとっては刺激を与えてくれました。
1人は別の分野で極めたものをもっていて、そのマインドを随所に感じさせてくれました。逞しい足の筋肉も忘れません。本当にありがとう!
もう1人は穏やかな性格で、後輩たちにもフレンドリーだし、顧問にもフランクに接してくれて、救われたこともありました。本当にありがとう!

次に、中学で引退した今でも仲間だと思っているプレーヤー。
負けん気が強く、ガツガツしていて、でも本当に繊細で。
チームとして活動する時には苦労することも苦悩することもあったけど、最後まで走り続けました。
顧問から「パス禁止!自分でいけ」なんて言われたこともありましたね。(パワハラ…)
静岡にいってしまったことはチームとして本当に残念ですが、それでも次の舞台でもバスケを続けてくれたことは本当に嬉しかったです。本当にありがとう!

次にチームの中では長身のプレーヤー。
試合に出る出ないに関わらず、いつも一生懸命チームに声を掛け、味方を鼓舞し続けてくれました。
自分にできることを考え、時にもがき、それでも続けて…
途中で少し息切れしてしまうこともありましたが、副キャプテンとして最後は戻ってきて、やはりチームを鼓舞してくれました。戻ってきてくれて本当に良かった。最後までチームを支えようとするその姿勢は尊敬しかありません。声を張り続けてくれて本当にありがとう!

次はチームのムードメーカー的なプレーヤー。
いつも明るく、皆に笑顔で接して、後輩たちも安心して接することができました。
時にダークサイドに落ちることもありましたが、自分でメンタルコントロールして、立ち直り再び笑顔を振りまいてくれました。
コーチと出会って急成長を遂げ、チームの為にハッスルしているプレーは本当に格好良かったです!最後のフリースローも本当に印象的です。最後までチームに笑顔を与えてくれて本当にありがとう!

次はマイペースで少しビビりなプレーヤー。
男子顔負けのスケールの大きなプレーが持ち味で、特にインハイ予選初戦は一気にスパークしました。
中学時代は我儘ととられることもありましたが、高校に入り「for・the・team」を体現し、チームを引っ張る存在として活躍してくれました。
間近でプレーを見ていて、「おぉ!」と唸ることの多い一番面白いプレーヤーでした。カッコいいプレーを見せてくれて感謝です。最後まで何かを期待させてくれるプレーを本当にありがとう!

次はチームの絶対的なプレーヤー。
中学1年生から常に主力として活躍。初心者ばかりのチームに大きな大きな刺激と財産を残してくれました。
外からも中からも攻撃ができ、スティールの感覚もよく、見ていて一番安定感のあるプレーヤーでした。
必ず1試合に20点以上は計算できるプレーヤーってなかなかいません!すごい!!
もしかしたら中1・2では「もっとこうしたい!」という想いがあっただろうに、我慢してプレーしてくれ、コーチと出会ってからは更に安定感が増し、楽しそうにプレーすることが増えました。素晴らしいコーチと出会えて本当によかったね!
最後まで「キャプテン」という姿勢を貫いてくれて本当にありがとう!

次は真面目で、実直なプレーヤー。
いつも人の話を聴くときはまっすぐ目を見て、力強く「ハイ!」と答えてくれました。
経験者でないにも関わらず、持ち前の努力する姿勢で、チームにとって欠かせないプレーヤーとなりました。
身長は決して大きくありませんが、体幹の強さを生かして、ポストプレーヤーたちとも互角に渡り合いました。
ハイポスト振り向きざまのシュート、大きな弧を描く3Pシュートはとても印象に残っています。
最後まで戦い続けてくれて本当にありがとう!

最後はチームのバランスを保ち、一番泥臭く身体を張ってくれたプレーヤー。
ポストプレーヤーとしては身長も大きくなく線が太いわけではないにも関わらず、どんな相手にもリバウンドをもぎ取ってくれる姿は本当に頼もしかったです。ルーズボールにも躊躇なく飛び込み、チームのピンチも救ってくれました。熱く表現するのではなく、どこか職人的なプレーが光り、やはりチームには欠かせないプレーヤーでした。
高校に入ってからは、貴重なサウスポーからのシュートや合わせのパスも身につけ、オフェンスにも幅をもたせてくれました。最後まで「チームの為に」を貫いてくれて本当にありがとう!

6年間、熱く熱く応援してくださった後援会の皆様、本当にありがとうございました。
中学時代は大応援団として会場の雰囲気をつくってくださっていました。
高校ではコロナの影響もあり、なかなか応援できない中でも我慢強く支えてくださいました。
顧問の行き届かないところを率先してやってくださり、本当に助けられてばかりでした。
時に至らない点が多々あり、「どうなってんだ?」と思ったときでも、こちらに配慮したうえでお話を進めていただき感謝です。
ブログで書くことではなく、直接お伝えすることですが、ひとまず御礼させてください。
本当にありがとうございました!!

かなりの文字数となり、かつ関係者ではないと何のことやら…な文章を書いてしまいましたが、それだけ素晴らしいチームに出会えたことに感謝しているわけです。(自己満ですみません…)
彼女たちが築いてくれた文化を大切に、常にバージョンアップしていかなくてはなりません。
後輩たちにバトンは委ねられました!
これからは少しずつでも活動の様子を共有できたら…と思って「は」います。(できるかな……)

高校3年生は進路という勝負の舞台が変わります。
後輩たちは自分たちでチームをバージョンアップさせていきます。
それぞれ舞台は違いますが…

走れ!跳べ!勝て!
力戦奮闘!!

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